time 2018/10/03
発売当初に物欲に負けて勢いで買ったCasioのスマートウォッチ『Smart Outdoor Watch WSD-F10』。
Android Wearって言われているAndroid版のスマートウォッチなのですが、Apple Watchと比べて知名度も低い気がする。
着けてても「それApple Watch?」って聞かれるし。
でも、Apple Watchは耐水性能であって防水性能ではない。
Casioの『Smart Outdoor Watch WSD-F10』は、釣りとか登山とかサイクリングとか向けを想定していて防水性能や耐久性能が売りになってます。
そんなCasioのスマートウォッチ『WSD-F10』を2年ほど使い続けてみたのでレビューでもしてみようと思います。
『WSD-F20』も出てるし、それどころか2019年1月には最新機種の『WSD-F30』が発売予定で凄い今更感あるけど気にしない。
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本体自体のレビュー
電池持ちや充電方法とかは釣りにも関係してくる事だし、『WSD-F10』自体のレビューから書いていこうと思います。
好きなフェイス(文字盤)に変えれるのが楽しい
Android Wearなスマートウォッチは、フェイス(文字盤)を変える事ができます。
『Apple Watch 』にもフェイス変更はありますが、元々入っているものだけ。
Androidは開発者が好きなフェイスを開発できるってのが大きな違い。
そのおかげで大量のフェイスがGooglePlayストアにアップされています。
もちろん『WSD-F10』はAndroid Wearなので自分好みのフェイスをGooglePlayストアからダウンロードして使う事が出来ます。
無料でも良い感じのフェイスもいっぱいあるので、手軽にその日の気分で好きなのに変えれちゃう。
まあ、慣れてきたら変える機会も減りますけど・・・。
ちなみに『Apple Watch 』も次のOSからはフェイスが変えれるようになるって噂があります。
Androidなスマートウォッチのアドバンテージが1個減っちゃう・・・。
電池持ちは1~3日ぐらい
使っているフェイスや設定にもよりますが、フル充電状態から2日ぐらいでは電池切れちゃいます。
電池バリバリ使うようなフェイス使うと1日もたないぐらいで電池切れ。
一番電力を使わないデフォルトのフェイスだと3日持つか持たないぐらい。
『Apple Watch series3』は公式発表が18時間。
実際に検証してみた人の記事では3日ぐらい持っているので、電池持ち自体は『Apple Watch』と同じぐらいですね。
充電方法は改善して欲しい
『WSD-F10』の充電はマグネット圧着式充電ってやつになっています。
充電ケーブルの先がマグネットになってて、それをスマートウォッチ側の端子にくっつけるって方式です。
『カチッ』とくっつくので簡単に充電を開始できちゃう。
凄い便利ではあるのですが、マグネットがたまに厄介。
『WSD-F10』は丸型なので、意図せずに転がって充電ケーブルが外れることがある。
他には猫がケーブルに触れて外れてたりする事も。
そんな感じなので、朝に時計を確認したら充電できてないって事が多々ありました。
電池切れたスマートウォッチなんて100円の時計と同じようなもの・・・。
なにかしらの改善が欲しいです。
固定できる充電スタンド的な物があるだけでもかなり変わると思うけどな~。
あとは、端子が露出している状態なので、そこに汚れが溜まって充電できなくなる事もありました。
定期的なお手入れは必要かも。
電池がなくなっても時計としては機能する
スマホを充電する時に一緒にスマートウォッチも充電しちゃえばいいんだけど、最初のうちは充電するの忘れてすぐ電池切れにしちゃってました。
あと、上にも書いた通り充電したと思っててもできてなかったり。
完全に電池がなくなっていなければ、時間の確認はできるモードになってくれるのですが、バックライトも付かないので視認性は一気に低下しちゃいます。
夜だと時間の確認もできないぐらいの視認性に。
正直、これはアウトドアスマートウォッチとしては致命的な気がする。
電池持ちも長くて3日ぐらいなので、ガッツリ山登る人とかは困るのでは・・・?
タイムピースモードっていう30日ぐらい電池が持つモードもあるのですが、タイムピースモードにするとスマートウォッチの機能は使えなくなっちゃう。
それだと普通の時計持って方が色々と安心できる気がするし・・・。
そもそも数日間も充電できない環境に行く人はスマートウォッチなんて着けないのかな?
運転中とかにパッと確認できるのは便利
これは『WSD-F10』だけの話じゃなく、全てのスマートウォッチに言える事ですね。
カバンにスマホ入れっぱなしでも通知が見れるので楽。
ブルブル震えるので通知を見逃すって事も減るはず。
一番便利なのは、運転中にLINEとか来てもスマホ取り出さずに確認できる事。
ちゃんと内容を読もうとするとスマホ操作してるのと変わらないので、あくまで確認用ぐらいですけどね。
一応、スマートウォッチ側から音声認識などを使って返信もできます。
時計に向かってしゃべるのは恥ずかしい気もするし、スマホで返信した方が速いので数回しか使ったことないですけど。
ちなみに、運転中にスマートウォッチを使うのは今のところ日本では道路交通法違反にはならないみたいです。
時計の小さい画面操作するとか、スマホ操作するより危ない気がするけど・・・。
とにかく「それApple Watch?」って聞かれる
スマートウォッチなので、メールとか電話が来ると時計側にも通知が来ます。
確認するためにスマートウォッチを触ると「Apple Watch着けてるの?」って聞かれます。
最初は得意気に「いや、これはAndroidなんですよ~。」って言っていましたが、あまりにも『Apple Watch』と間違われるのでだんだんと悔しい気分になってくる。
「Apple Watchは防水が~」とか一生懸命説明するけど「ふ~ん」って反応しかしてもらえないし。
『Apple Watch』の知名度が凄すぎるよ・・・。
アウトドア用スマートウォッチは釣り向きなのか
カヤックフィッシング中に雨が降った時に役に立った
急に天候が崩れて急いで陸に戻っていた時に電子コンパスが役に立ちました。
晴れている時は陸が見えるので進行方向を見失う事はないですが、雨が降ってくると陸が見えなくなっちゃいます。
スマホなどでも方角は確認できますが、急いで戻ろうとしてる時にスマホ取り出して方角を確認するヒマなんてありません。
その点、スマートウォッチなら手首を見るだけで確認できるのでパドリングを止めずに方角が分かる。
しかも、方角を固定する機能もついているので、どれだけ進行方向がズレているのかもパッと見で確認できる。
幸いにも本降りになる前に陸に戻れたのでコンパスがなくても問題なかったのですけど、『最悪でも方角は分かる』って安心感は凄かったです。
釣り中の定時連絡時に便利
私はカヤックだったり2馬力エンジンのボートだったりと、オフショアをメインに釣りをしています。
1人では海に出る事はなく、何かあった時に備えて絶対に数人で行くようにしています。
みんなの安否確認と釣果確認を兼ねて1時間に1回ぐらいのペースで定時連絡を行っているのですが、どのタイミングで連絡をするかは決まっていません。
ファイト中などの手を離せないタイミングで来ることも。
そんな時でも手首をチラっと見るだけで何の用件での連絡なのか確認できるので凄い便利。
「転覆した」って書いてればすぐに助けに行く判断ができるし、「釣れた?」とか「移動します」って書いてれば魚とのやり取りを続けちゃえばいい。
タイドグラフはたまに使える
釣りをする前に調べていればいいだけなのでそこまで便利じゃないけど、あるとたまに便利な機能。
登録されている観測地点(港)のタイドグラフをボタンを数回押すだけで確認する事が出来ます。
自分が釣りをしている箇所の近くの観測地点を分かっていないと使えないのが惜しい。
位置情報から判定してくれたら超便利なのに・・・。
今日は○○のポイント、明日は○○って人は設定変えるのが面倒になって使わなくなるかも。
海水がかかっても問題なし
『WSD-F10』は海水で使っても大丈夫。
これは釣りする人にとっては凄い重要。
海水も大丈夫な防水なので、釣行で汚れてしまっても水で洗えばオッケー。
ただ5気圧までしか対応していないので素潜りとかには使えないです。
あくまで釣り用。
あと、海水で使った後はちゃんと洗わないと色々と問題が出るのは注意。
私は簡単にしか洗ってなくて端子汚れて充電できなくなって焦った事があります。
Go雨! 探知機ってアプリが使えなくなったのがキツイ
Go雨! 探知機(ごううたんちき)ってXバンド使ったアプリが凄い便利でした。
自分の周りの雨雲が見えるってアプリなのですが、それが『WSD-F10』が非対応になったのが残念すぎる。
最初は使えてたのに・・・。
『WSD-F10』で使えてた時は、時計の盤面がドラゴンレーダーみたいになって自分の周りの雨雲が表示されて超カッコよかったです。
実は『WSD-F20』では使えるとかだったら嫌だな~。
結論
スマートウォッチ自体は、運転などでスマホをすぐに取り出せない人、よく通知を見逃すって人には凄い便利だと思います。
ただ普通の時計と違い充電などの手間が増えちゃうので「毎日充電するのとか面倒」とか「スマホの充電も忘れちゃう」って人は普通の時計の方がストレスなく使えるかも。
釣りで尚且つルアーの場合、基本的にずっと手が離せない状態なので通知確認がすぐできるのは便利だけど、数分我慢したらスマホで確認できるし・・・。
使うなら、スマホはポケットに入れておいて通知はスマートウォッチ側で確認。返信が必要ないならスルーして釣り続行って使い方とかになるのかな~。
結論としては、『WSD-F10』は他のスマートウォッチと比べると釣り向きです。
だけど、G-Shockみたいな時計と比べると「〇〇が優れている!」とか「アウトドアスマートウォッチだから〇〇ができた!」とかは無い気がする・・・。
『WSD-F10』の機能的には、釣りより登山とかサイクリングの方が向いてるかも。
でも、G-Shockと違ってフェイス変えるし、普通の時計のバックライトと違った光り方してカッコいい。
カッコいいは正義。
って事で、カッコいいのが好きって人は私と一緒に『WSD』シリーズをつけて釣りしましょう。
まとめ
- Casioの『Smart Outdoor Watch WSD-F10』は他のスマートウォッチより釣り向き
- スマートウォッチだからって釣りに対してアドバンテージがある訳ではない
- 電池切れの度に充電の必要がない普通の時計が欲しくて堪らなくなるのは内緒
もうWSD-F20しか売っていない
カシオ スマートウォッチ WSD-F20 BK プロトレック スマート アウトドア 5気圧防水 腕時計 GPS搭載 ウェアラブル端末 PROTREK Smart 【正規品】_10spl 今更WSD-F-10買うならWSD-F20が良いと思うけど あと半年我慢できればWSD-F30が発売される予定 |
ミリタリー好きとしてはルミノックスも欲しい
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コメント
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2. カシオの腕時計『PRW-7000シリーズ』が釣りで使えそうだし見た目もカッコいい | ジグ Tube 2018年10月3日 20:31
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