time 2018/10/03
カヤックフィッシングに興味がない人は、忘年会の話のネタになるかもぐらいの気持ちで流し読みしてもらえたら嬉しいです。
今回は、カヤックフィッシングに興味がある人や、ツアーとかで試したりしようと思っている人向けの記事です。
まあ、こんな時期にカヤック始めてみようって思っている人はいないと思いますが、夏に向けて今のうちに書いておきます。
あと半年もしたらカヤックの時期ですし、油断してるとあっという間に夏になりますし。
さらに半年したらまた正月に。
あれ?こんなに時間すぎるのって早かったっけ・・・?
少し前に「イルミネーションが~」とか、「初詣が~」って言ってた気がするのに・・・
これ以上考えるのは悲しくなりそうなので、さっそく本題に。
なお、シットオンタイプの手漕ぎのカヤックを想定しています。
スポンサーリンク
乗る前に安全に関しての注意点
いきなり怖い事ばっかり書いてますが
いきなり「再乗艇」とか「油断すると転覆」とか怖い言葉ばっかりですが、変な事をしない限り簡単には転ばないので安心してください。
「まったく転覆しないですよ!余裕余裕!!」って言ってしまうよりは、危機感を持っていた方が安全だと思うので最初に書いているだけですよ。
せっかくの楽しい釣りで嫌な思いをしない為にも多少は煽っておいた方がいいかなって思っただけです。
転覆時に備えて再乗艇の練習はしておく
転覆しないのが一番ですが、転覆した時の為に再乗艇の練習はしておくべきだと思ってます。
再乗艇の方法が分からない人は過去記事の「カヤックの再乗艇のやり方」に書いているので、よければご参考にどうぞ。
知人が再乗艇の時に携帯を落としそうになった事があったので、練習の時に落とさないように注意して下さいね。
油断すると意外と簡単に転覆しちゃう
カヤックの形にもよりますが、油断してると簡単に転覆できます。
後ろのクーラーボックスを取ろうとして体ねじったらバランス崩れて転覆とか、バックしようと思って漕いだらバランス崩れて転覆とか。
重心が中心になるようにカヤックの真ん中に座るだけで安定するので、パドリングの際や後ろの物を取る際はお尻の位置を意識するといいと思います。
ちなみに私は、川下りとかで使うようなシットインタイプのイメージが強かったので、カヤックは安定していない乗り物ってイメージでした。
そのせいで、初めてカヤックに乗った時は「めっちゃ安定してる!揺らしても大丈夫!!バックも余裕!!!」って思ってしまい、調子に乗って1分で転覆しました。
バックする時、車みたいに体をねじって後ろを確認したのがダメだった・・・。
↓の動画は分かりやすくする為に少し大げさにやっているようですが、座る位置と体の傾きでバランス崩れるってのは分かると思います。
というか、ここまで崩さないと転覆しないぐらい安定してるって事ですけどね。
釣りをしている時の注意点
パドルを落とさないようにする
釣りに夢中になってパドルを落としたりすると帰れなくなっちゃいます。
パドルリーシュを装着しておけば海に落としても無くす事はないので安心かも。
スペースが少ないからってフックなどを適当に置かない
カヤック自体は大きいですが、実際に使えるスペースは意外と少ないです。
交換したルアーを適当に置いておくと足に刺さったりするかも。
また、カヤックの縁の部分にルアーを置いたりすると少し揺れた時に落としたりするので、ちゃんと片付けた方が無難です。
帰る体力があるか自分の体と相談する
「行きはよいよい。帰りは怖い。」ではないですが、潮の流れによっては行きは楽だけど帰りは逆流でキツイ事も。
重いジグを全力でシャクって帰りの体力がないって事にならないように注意です。
流れが無い場所なら少しでも漕いでればいつかは帰れますが、短期決戦で一気に全力で漕がないとダメって瞬間もあったりします。
私は2人乗りカヤックで釣りをした時、潮の流れとつり合ってしまい「漕いでも進まないけど止まれば流される」ロードランナー状態になった事があります。
もう少しで陸って場所だったので、「陸が見えてるのに遭難しちゃう!」って2人で本気で焦りました。
陸見えてる状態で体力無くなって海保呼ぶとか、マンガで筋肉ムキムキの敵キャラが小柄な少女相手に「一発で片づけてやるぜ」とか言いつつ次ページめくったら1コマでやられてるぐらいダサい・・・
そんな時の為にも、ギリギリではなくある程度余裕を持って体力を残しておいた方がいいと思います。
釣り方に関しての注意点
カヤックでの釣り方
肝心な釣り方ですが、「カヤックだからこうする」みたいなのは無いです。無いはず。無いよね?
あるとしたら周りのカヤックしてる人達と話題になってるはずだし・・・。
足漕ぎカヤックなら、漕ぎながらロッド持てるのでトローリングで釣ってる人はいるけど、「カヤックだからこうする」ってのとは違う気がするし・・・。
強いて言うなら「船酔いしても折れない心」と「パドリングがきつくても諦めない心」を持つ事ぐらいだと思います。
あとは、「あなただけのカヤックでの釣り方を見つけてください」って事でお願いします。
根掛りした時の注意点
根掛りした事に気がつきにくい(かもしれない)
カヤックの下に落とす釣り方ならすぐ分かると思いますが、キャスティングして遠くで根掛りした時は意外と気がつかなかったりします。
ショアと違い、根掛りした状態でリールを巻くとカヤックが動いて根掛りした場所に近づいていきます。
水の上は、シャクっただけでカヤックが動くぐらい抵抗が少ないです。
通常ならロッドに生き物の反応が伝わってこないので根掛りだと分かると思いますが、初めてのカヤックでテンションが上がった状態だと気がつかないかもしれません。
リールが巻けるから根掛りしてないって勘違いしないように注意です。
まあ、この注意点は、私が最初のカヤックフィッシングの時に勘違いしたから悔しくて書いてるだけですけどね・・・
正直、変なテンションの上がり方してなければすぐ気がつくと思いますが、気がつきにくいパターンもあるよって事で。
移動したら根掛り外れるかも
ショアなら自分が移動して外れるか試したりしますが、カヤックなら根掛りした場所まで移動できます。
根掛りしたポイントの上まで移動すると簡単に取れたりしますよ。
ただ、移動する時はドラグ緩めるかベールを開けるのを忘れないようにして下さい。
潮に流さたり漕ぎすぎてポイント通り過ぎた時にロッドが凄い勢いで曲がります。
最悪、バランスを崩して転覆するかもしれません。
あと、曲がる時に勢いよくロッドが持っていかれるので落とさないように注意です。
外れなくてラインを切る時
ラインを切るのに集中してバランスを崩さないようにするぐらいで、基本的にはショアでの「ロッドに負荷を掛けずに根がかり時のラインを切る方法」と同じです。
やり方は変わりませんが、ラインを切る為にロッドを引っ張った時にもカヤックは動きます。
なかなか切れない状態が続くと根掛りポイントの真上に来てしまい、ロッドを引っ張る空間が取れなくなる事も。
その時はまた漕いで離れる事になりますが、ドラグ緩めるかベールを開けてテンションがかからない状態にするのを忘れないように注意です。
少し早めに「もう外れない」って判断するようにして切ってしまった方が安全かも。
カヤックフィッシングは楽しい
注意点ばかり書きましたが、カヤックフィッシングは楽しいです。
自分で好きなポイントに移動して釣り放題ですし。
最初の方にも書きましたが、「せっかくの楽しい釣りで嫌な思いをしない為にも危機感を持っていた方が安全」だと思ったので注意をいっぱい書いているだけです。
安全に気を付けるのはショアでもオフショアでも同じなので、「なんか注意事項ばっかりじゃん」とか思わず、試せる機会があれば気軽に試してみた方が良いと思います。
まとめ
- 調子に乗らなければ簡単には転覆しない
- 根掛りした時はロッド折らないように注意
- 酔ったら陸に帰る私が一番「船酔いしても折れない心」を欲しがっている
あると安心かもなパドルリーシュ
U-BOAT(ユーボート) コイルドパドルリーシュ OF2511 |